福井県のお米農家、美・SOILです。
私たちは自分で作ったお米を直接販売もしているのですが、最近特に多くなってきたのが「ふるさと納税」でのご注文です。
「確かお得だとは聞いたことあるけど…」
と思いつつ手を出せていない方も多いのではないでしょうか?
実際に私も難しいことが苦手なのでようやく前回から利用したという感じなのですが(笑)。
公式や専門のサイトさんはルールをきちっと示さないといけないのでどうしても難しい説明になってしまうんですよね。
というわけで、この記事では専門サイトさんにはできない、イメージ重視、ふるさと納税のざっくり解説をしていきます!
ふるさと「納税」ってどういう意味?
ふるさと納税をよく知らない方でも、なんとなく
みたいな話は聞いたことがあるかもしれません。要するに買い物なの?という感じに思えますが、まずは基本的なその辺りのことをおさらいしましょう。
普通の買い物とどう違うの?
「お金を出すかわりに、物が手に入る」
ということだけ考えると、普通の買い物のようにも思えます。ふるさと納税のホームページも通販サイトのような作りになっていますね。
しかし、ふるさと納税はあくまで「納税」であり、貰えるものは「商品」ではなく「返礼品」です。
自営業でもなければあまり自覚は湧きませんが、私たちは常に収入の一部を国または地方自治体に取られ収めているわけです。
ふるさと納税はその収めている税金(住民税)の一部を普段とは別の自治体に収めることで、その自治体からお礼の品をもらえるというシステムなのです。
なぜふるさと納税はお得になるの?
たまにふるさと納税は「節税」とか表現されることもありますが、厳密に言いますと「節税」ではありません。税金が減るわけではないからです(残念!)。
しかしふるさと納税で支払った金額は後から還ってきます。
「これだけふるさと納税で支払いました」と自治体(または確定申告で税務署に)に申告するとその分のお金が還付されます。
厳密には2,000円を超えた分が返ってくるという制度なので、2,000円は戻ってきません。
しかし言い換えれば、好きな返礼品(通販で言うと商品)を一律2,000円で買える、というのと同じです。
シャインマスカットでもお肉でも伝統工芸で作られた日用品、果てはオーディオ機器でもなんでも2,000円で手に入ってしまうということです。
ただし、人によって返ってくる金額に上限があるので、なんでも好きなものを、というわけにはいきません。それについては後で説明します。
ふるさと納税の使い方
使い方、と言ってもそんなに難しいことではありません。
ふるさと納税を取り扱うサイトはいくつかありますが、ここでは私たち美・SOILも出品している「ふるさとチョイス」を例に出して解説します。
通販サイトとほぼ同じ使い勝手
ふるさと納税の仕組みがちょっとややこしいから敬遠する方もいらっしゃるかもしれませんが、通販サイトを使ったことがある人なら誰でも利用できます。
↑は「ふるさとチョイス」へのリンクとなります。ご覧になれば通販サイトとなんら変わらないと思いませんか?
「値段高っ!!!」
と思われるかもしれませんが、これはあくまで商品価格ではなく寄付金額であり、上限以内であれば2,000円を除いて全て戻ってきます。
上限額については後ほどご説明します。
まずはどんな返礼品があるのかをザーッとみてみるといいと思います。
お得になる金額の上限がある
返礼品を選ぶ上で気をつけないといけないのが、お金が戻ってくる上限金額(控除上限額)です。これは配偶者のあるなしや年収によって決まります。
上限額を超える品物も選べますが、超えた分は実費となってしまいます。
だいたいのサイトには上限金額の目安がわかるシミュレーション機能がついているので、ここで配偶者の有無や年収などを入力すると、「この金額までなら全額返ってきますよ!」という結果が出てきます。
大事なところなので、見栄を張らずにに正直に答えるようにしてください(笑)
「確定申告」が必要…?
普段は気にしない「確定申告」なんて言葉、なんか難しそうで考えるのも嫌ですよね。「素因数分解」とか「微分積分」くらい聞きたくない言葉でもあります。
とはいえ、普通に給与所得をもらっているサラリーマンの人なら、ふるさと納税の申告は別に難しいものではありません。
ここで朗報。給与所得者の方には、確定申告をしなくても自動的に住民税が引かれる制度があるのです。
「ワンストップ特例制度」というもので、寄付申し込み決定の時に「自治体からのワンストップ特例申請書の送付」を希望するにチェックを入れてください。
すると特例申請書の用紙が送られてくるので、それを寄付する自治体に郵送すれば、確定申告を行わなくても自動的に後から支払う住民税から寄付した金額が差し引かれます。
「ワンストップ特例制度」にはいくつか条件がありますが、基本的にはほとんどの給与所得者は対象になります。
ふるさと納税のポイント
ふるさと納税の仕組みはざっくりとでもイメージがつかめたでしょうか。
あとは申し込みをするだけですが、最後に寄付する判断を間違えないために知っておきたいことをお話ししておきましょう。
金額の選び方は「上限ギリギリ」になるように
当たり前ですが、寄付金額は控除上限金額ギリギリがもっともお得になります。もし欲しいものが上限金額より少額だった場合でも「他の寄付と合わせて上限額」でもOKです。
(例)上限額30,000円の場合…A市に20,000円の寄付 + B町に10,000円の寄付
ただし、年間の寄付する自治体が6ヶ所以上になるとワンストップ特例制度が使えなくて手続きが面倒になるので注意しましょう。
寄付金額=商品の値段じゃない
ふるさと納税はパッと見、返礼品に対して金額が大きいので驚かれるかもしれません。
しかし、この金額はあくまで寄付する金額であって商品の代金ではありません。
寄付は地方自治体の収入になり、寄付金の一部が返礼品を作っている人や会社に代金として支払われることになります。
そのため実際の返礼品の価格よりも高額になるのです。この辺りはうっかりしがちですが、返礼品の価値と寄付金額を混同しないように気をつけましょう。
もちろん、寄付金額に比例して返礼品の価値も上がるのが一般的ですが。
結果としてはどう考えてもお得になります
以上、ふるさと納税の仕組みについての超ざっくり解説でした。
色々とお話ししましたが、基本的にはどう考えてもお得になる制度になっていますので、まだ利用したことのない人はぜひ今年はチャレンジしてみましょう!
大事なのは、上限金額以内であれば一律2,000円で好きなものがもらえる!ということです。
あ、よろしければ私たち美・SOILが心を込めて作ったお米をお願いしますm(_ _)m
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